「ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った」（唯川恵・ハルキ文庫）

　読み中。
　何と言うか、恋愛の一番キツイ部分を見せ付けられているかのようで、読んでいてとても辛かったりしています。一緒に買った本（「いま、会いにゆきます」）と比べて考えると、たぶんこちらを先に読むのが正解だったのでしょうね。あれだけ感動した恋愛小説の次に読む本としては辛すぎです。あと、女って怖いなぁ、っていうのが今のところの主な感想です。
　でも構成としては、数頁くらいの短編がたくさん入っている短編集なので、読みやすいと言えば読み易いですね。文章自体も変な癖とか無くて、読み易いですし。気軽に読めていい感じではあります。ただ、先にこの本を読んでいた同僚の女の子が、うんうんと頷きながら読んでいる姿を見て、恋愛のリアルな部分を垣間見たような気がしてちょっとだけ鬱に。