「マリア様がみてる 特別でないただの一日」(今野緒雪・コバルト文庫)

 待望の新刊だぜ。やふー。
 以下、ネタバレ反転で感想。キーワードだけ見えるけど気にしないで下さい(笑)

 詳細な粗筋は端折りますが、要するに祐巳の妹は瞳子ってことでほぼ間違いない、と思っても良いのでしょうねこれは。可南子の男嫌いの理由にはイマイチ納得がいかないものの、そこらへんの話は一応の決着を見たようだし、ここまでの話からし祐巳があまり関わってないことから考えても、可南子がこれ以上祐巳と関わってくることは無いんじゃないかな、と。まぁ、今野さんってどんでん返しする人だから油断は出来ませんけどね。ただ、瞳子との数珠リオのエピソード、あれは明らかに狙っているとしか思えないのですよどうですかそこらへんはっ。
 ちなみに杉田さんは白薔薇好きであり、紅薔薇さんちに強烈な思い入れがあるわけではありませんが、それでも、祐巳の妹になるなら可南子よりも瞳子派であり、つーか瞳子の天邪鬼っぷりには微妙に萌えたりしているわけで、それを考えれば、私としては今の流れは大歓迎なのです。
 それと、一つ。今回の話には殆ど関係無いのですが、どうも今回の話の裏舞台では、江利子さまvs由乃さんの戦いがヒートアップしていそうな予感がしていたり。案外、次巻ではそのあたりの話が出てきそうな気もするのです。由乃さんが妹を作って、祥子さまからは急かされて、妹づくりに焦る祐巳、そして……。といったストーリーを期待&予想しているのですが、どうでしょうね?

 まぁ要するに、面白かったです。続きが早く読みたい……。