白薔薇SSを書いてみよう。

 や、杜の奇跡6も間もなくですし、そろそろ本腰をと思いまして。
 で、仕事中にこんなのを思いついてみたわけなのですが。

 追い詰められた――。そう察知した私は、賭けに出ることにした。
「お姉さま、あれを使うわ」
 同じ機体の内部に座る私の一番信頼できる人……私のお姉さまに向かって、そう確認した。はっと息を飲む気配、その数瞬の後、お姉さまははっきりと首肯した。
「ええ、良くってよ」
 お姉さまの顔を見た。いつものように、麗しい微笑み。思わず私は、息を飲んだ。そして、
「うわああああああああぁぁぁぁぁっっ!!」
 思いっきり叫んだ。
「スーパーっ!」
 併せるように、お姉さまも声を上げる。
「イナズマっ!」
 一瞬声が重なって、甘美なハーモニーを奏でたような、そんな気がして。
「キィーーックっっ!!!」
 衝撃。閃光。私は、レバーをぎゅっと握り締めて、歯を食い縛った。
 ここで負けるわけにはいかない。私にはまだ、やることがあるんだ。

 ……散々書いた挙句に「それはノリコ違いだ」とか考えたんですが、どうですかだめですかそうですか。