夏の甲子園観戦記 #2

 続けて2日目の観戦記です、れっつごー。ちなみに2日目のメインは、言わずもがな、地元福島の聖光学院の初戦です。その他、東北勢が全部で3校も登場するので要ちぇきー。
 第1試合。東北高校はやっぱり強かった、という試合でした。そつの無い攻撃で着実に加点し、無難な継投で確実に守る。初戦の入り方はなかなか難しいと思いますが、今日は快勝だったと思います。対する別府青山は、初出場校らしいハツラツとしたプレイを終始見せていましたが、今日はちょっと相手が悪かったやも知れません。でも、最後は2点も返したし、積極的な攻撃はできていたし、よく粘ったと思います。本当によく頑張ったですよ。
 第2試合。終盤は秋田商もよく追い上げましたが、最後は遊学館が逃げ切った、そんな試合展開でした。打ち合いになりましたが、それにしても、遊学館は今年も打撃のチームなのかしら? 秋田商は、先発の佐藤投手が不運なアクシデントに巻き込まれてしまって、でも結果的に彼の離脱が試合の結果を左右したのかどうかは判断しかねますが。でも、序盤はどうも秋田商らしい試合ができていなかったような気もします。最終的な安打数は、遊学館より秋田商の方が多かったのにね。惜しかったけど、しなくてもいいミスを無くせていたら…。
 第3試合。またしても打撃戦、っていうか近年は打撃戦が多いよなぁ。初回、桐光学園の先発・山室が四球を連発し自滅、近江が5点を先制した時点でワンサイドになるかなと思ったんですけど。でも、継投した石渡は良く投げたし、近江の中盤の猛攻は目を見張るものがあり、結局逆転で近江が勝ちました。でもどちらが勝ってもおかしくなかったですね。乱打戦、でも終盤は競った展開でしたし、なかなか手に汗握る好ゲームだったと思います。
 そして注目の第4試合。初回から聖光学院が2点を先制したゲームは、最終的には思いがけないほどのワンサイドゲームになってしまいました。佐賀商は緊張していたのか、ミスが目立っていました。まぁ、甲子園という夢の舞台で自分達の力を出し切るのはなかなか難しいのでしょうけれど……。しかし、それにしても今年の聖光学院ってこんなに強かったのね……。先発・舟田はコントロールが良く、コーナーを丁寧につくピッチング。派手さはないけど大崩れしない、高校生らしい好投手、といった印象でした。そんな舟田投手がよもやノーヒットノーランという素晴らしいピッチングをするなんて夢にも思いませんでしたけどね。兎にも角にも、素晴らしい投手だと思います。次の相手は強豪・桐光学園ですが、期待したいと思います。がんばれ、聖光学院

<2日目 試合結果>
 ○第1試合  東 北(宮城)  7−2 別府青山(大分)
 ○第2試合  遊学館(石川)  8−6 秋田商(秋田)
 ○第3試合 桐光学園(神奈川) 9−8 近 江(滋賀)
 ○第4試合 聖光学院(福島) 11−0 佐賀商(佐賀)

 さて、大会3日目の明日は、第3試合に注目です。優勝候補の呼び声高い大阪桐蔭と、埼玉・春日部共栄の試合。大阪桐蔭のその実力を垣間見れればいいかな、と。春日部共栄は、先制点を奪って接戦に持ち込めば勝機が見えてくるかも。その他、投手戦になりそうな第4試合もおもしろそうですね。柳川の左腕、渡辺投手に注目しましょう。