日本ハム、44年ぶり日本一

 おめでとうございます。
 新庄の現役最後の年に日本一になるなんていったいどんなマンガだよ!とか思いましたが、そんなすごいことをやってのけてしまったファイターズの皆様に、心から祝福の拍手を贈りたいと思います。本当におめでとうございました。あとは、ドラゴンズの分までアジアシリーズを頑張っていただきたい。
 
 個人的な話をすると、私は東北楽天ファンなので、いち野球好きとしてシリーズを観ていました。その中で気付いたことは、短期決戦で重要なのはやはり平常心なんじゃないかな、ということでした。
 いつも通りの野球ができていればチーム力で勝るドラゴンズが有利だったにも関わらず、山本昌日本シリーズで勝ち運が無かったり、残塁数が悲惨なことになっていたり、荒木・井端・福留が絶不調だったりしたせいで、唯一勝てた試合は川上憲伸が好投した初戦だけ。結局レギュラーシーズン中の強さが殆ど発揮されないままシリーズが終わってしまった感が強く、ほぼ間違いなく、普段通りの野球ができなかったことが敗因だと思われます。一方でファイターズは、2戦目で八木が好投したおかげで息を吹き返し、リーグ得点王の森本が塁に出て帰ってくるといういつもの得点パターンや、4・5番の好調さ、中継ぎ→押さえの必勝リレーなど、強いチームの形が随所に見られました。これだけを見ても、どちらが日本一になれるかということは自明の理だったのではないかなと思います。
 とは言え、ドラゴンズは強いチームです。また来年以降、日本シリーズを目指して頑張ってほしいですね。今回の経験を生かすことが出来れば、ドラゴンズの日本一はそう遠くないと思います。