クリスマスディナーのお話。(「客層編」)

 うちのレストランの予約客の客層を見ると、意外とカップル利用って少ないなぁと思います。女性同士とか、家族利用とかが案外多いかも。そう言えば毎年来てたお客様で、エスカルゴが大好きな小学生の女の子がいたのですが*1、そう言えば今年は予約は入ってなかったなあ。まぁどうでもいいですが。
 昨日書いたのは、主にカップル向けのマナーでした。でも、カップルなんてそんなには来ません。や、もちろん一番多いのはカップルですが、そのカップルにしても結構熟年というか、要するに羽振りの良い「御夫婦」が多いわけで。見ていて微笑ましくなるような初々しいカップルなんてそうそう来ませんよ。
 
 ……とか言ってたら、担当テーブルにあからさまにそれっぽいカップルがやってきて思わず苦笑(笑)。ナイフフォークを内側から使ってみたり、乾杯でシャンパングラスを合わせてチン♪と鳴らしてみたり、ワインリストを見つめたまま固まったりしていました。一瞬だけ、助け船を出してあげようかなとも思ったのですが、忙しくて余裕も無かったし、何より面白かったのでそのまま見てた(外道)。
 明らかに初めて来たと思しきお客様は、店員からすれば丸わかりなので*2、恥ずかしがらずに店員さんに声を掛けてみてください。助けを求めてみてください。どんなに忙しそうで死にそうな店員*3でも、結構親切に応じてくれますから。
 
 閑話休題
 
 それはさておき、そんな感じで、カップルでの利用はそれほど多くないのが実情です。だから、相手がいないから行く機会が無いとか嘆く前に、取り敢えず一回ぐらい体験してみるのもいいんじゃないかなあと思うんですよ。例えば男同士で来たりしてもいいんじゃないかなぁと思いますがどうか。周りからは間違いなく変な目で見られるとは思いますが。

*1:エスカルゴが注文されるたびに「お前は何者だよ」というツッコミをしたくなる。

*2:じゃあ親切に教えてあげればいいじゃない、という意見もあるやも知れませんが、クリスマス期間中は忙しいので、こちらから助け船を出す余裕はないのです。もちろん声を掛けて貰えればできるだけ応じますが。

*3:例えば今日の私とかは明らかにそんな感じだったのだろうなぁ。